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2006年03月25日
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□遅くなりましたがWF☆20のレポートというか、覚書というか、そんな感じのものです。
とにかく長丁場(イベント6時間、二次会約3時間)の為、とても全てをフォローすることはできません。
このレポート、 私感を含めた内容となっています。 それと今回のイベントがトークショースタイルの為、言動全てを文章に纏めてしまうと誤解を生む可能性がある為、ニュアンスが難しいと個人的に感じる部分はばっさりカットしていますので、その辺りも併せてご了承頂けると幸いです。
あと、ワンフェスに絡めた内容を取り上げるとすると、ガイナックスの佐藤、首藤氏が参加した一部が中心となります。(マックス渡辺氏、グッドスマイルファクトリーの安藝氏、元HJ編集長の伊藤氏が参加した二部は当時のマックスファクトリーのこと、ガレージキットの概念について、金谷氏が参加された三部はガレージキットとマスプロダクツとデザイン性といったお話がメインでした。)
正直、その全てをレポートするのは不可能ですので、覚えている部分だけ書きます。 あと、概念的なものに関しては僕が纏めきれないので、軽く流します。 記憶違い等も多々あると思いますので、その辺りは目をつぶってやって下さい。
■ワンダーフェスティバル20周年とりまとめガイドブックについて。
今回のイベントの入場時、全員に配布された小冊子。(ガイドブック代を含めた入場料は200円。 カラー表紙、43P) この小冊子は二人のイラストレーターさん(藤田幸久氏、水玉蛍之丞氏)がWF20のイメージキャラクターをオリジナル版のモチーフをそれぞれ交換した形のイラストを提供されております。
内容は、ガレージキットの黎明期である1984年から現在に至るまでの1年刻みで、イベントの状況、HJの紹介記事、その記事内で紹介されているアイテムと原型師名、その当時を振り返る形での原型師のコメントと、その頃放映されていたアニメのタイトル表という形で纏めてありました。
表紙には1984年からの年表が書かれており、そちらにはワンフェスの区切りという形となった事象が書かれています。(1984 WFプレイベント開始、1985
WF開催、1986 FSSブーム到来、1992 WFの管理が海洋堂に、1996エヴァブーム、1999 WSCスタート、2000
アクションフィギュアブーム、リセット宣言、2001 WFリスタート、2005 WF20周年) 裏表紙には今回コメントを提供された方のお名前が。
□今回こちらで入場者を募ったのですが、会場前で12時45分集合という形でした。 僕が到着したのが12時半過ぎだったのですが、その時点ですでにロフトへのお客さんの入場は開始された後でした。 待ちあわせの皆さんと合流、会場へ。 入り口で入場料を支払ったのですが、その時点での入場者のカウントがちょうど100人を超えた所でした。 会場は僕が入った時点で既にほぼ満席。 すみっこの方に座席が空いていたのでそちらをベースに。 ワンドリンク製で、追加オーダーをするとチケットが渡され、それが抽選会のチケットになるとのこと。(これはロフトのイベントでよく行われますね。)
今回のメインの客層は30代、その半数程度がディーラー参加者、それも古参兵の方が多かったようです。 ある程度予想できましたが、圧倒的に男性の参加者が多かったです。
ガイドブックと一緒にアンケート用紙が添付されており、WFイベントの参加歴と、『あなたにとってGKとはなにですか?』との質問がありました。 記載されたアンケートはイベント中に回収され、トークショーのお題として扱われておりました。
■トークショー概略(相当はしょってます。)
前説として、浅井氏によるこのイベントの開催の経緯の説明と経緯。 ネタ本とするとりまとめ本を編集する為にHJ編集部にお邪魔して過去20年分のWFの記事をサルベージしたのが去年末のお話、その後義理を通す形で海洋堂宮脇専務(ホントは社長)へ挨拶をしたこと。
専務に今回のイベントの趣旨を説明することに対してはおっかなびっくりの部分もあったが、専務は面白がってくれたので一安心したとのこと。
専務はSF大会に対してとても思い入れが強いそうで、それをリスペクトした形での特別イベントを行いたかったというのが、WF20の企画の発端だったそうです。 (WF開始直前にDAICONIIIが開催されており、そのOPフィルムをガイナックスが担当しております。)
浅井氏はWF20にはゲストとして呼ばれており、ディーラー参加も予定していたとのこと。 もしWF20(オフィシャル)が実現していた場合はリアルタイムで進行する、ショーアップされたリアルタイム造形イベントを予定していたとのこと。
寒河江氏はWF20の為にビデオカムを購入してしまったとのことで、それを今回のイベントに有効転用する形となったそうです。
トークショー第一部は黎明期のガレージキットとワンフェス創成期について。 ゲストはガイナックスの佐藤祐紀氏と首藤一真氏。 首藤氏は当時ラーク(現ウェーブ)に在籍しており、後にインジェクションのKOGを企画していたとのこと。
第一回、第二回のワンフェスについては、佐藤氏と首藤氏の土壇場。 首藤氏は当時配布されたちらしを持参、それをお題目にした話題。 黎明期のイベントらしく、模索状態と混沌状態が混和したものだったそうです。 この時点で参加しているディーラーの中にはいわゆる模型ショップからのメーカー参加が多く見られるのですが、現在まで存続しているメーカーは少ないですねぇというコメントも。
黎明期におけるメーカー製のGKはお店の宣伝アイテムとしての意味合いが強い。 そして関東と関西のメーカーのスタンスが違うことについて。 この辺りの補足説明として、海洋堂やゼネプロや、海洋堂元社長(宮脇
修氏)、模型店としての海洋堂のお店のお兄さんとして働かれていた専務の働きぷりなど。 海洋堂の当時の様子については、プライベートでこの為だけに上京されたというBOME氏が絶妙のアシストをされていらっしゃいました。
その流れでWFのガイナックス管理完了のこと。 この辺りについては、書きたい部分もありますが、ちょっとニュアンスが難しいので割愛します。
この辺りで一部が終了。 後に浅井氏がおっしゃておりましたが、この日佐藤氏は体調が良くなかったそうです。 ですが、その辺りをまったく感じさせないお話っぷりには素直にすごいなぁ、と。
トークショーの雰囲気は、イベントの仕切り自体が初体験という浅井氏がすっごい勢いでゲストを巻き込んだトークを展開、その流れを寒河江氏が冷静にコントロールする形で終始行われておりました。 この手トークイベントでは関連映像なんかを交えてのトークが行われることがよくあると思いますが、今回はほとんどその手の企画は無しでガチのトークショーといった佇まいでありました。
二部の前に寒河江氏が撮影したビデオ上映。 原口智生氏、竹谷隆之氏、アトリエG-1の奥田氏がWFについてのコメントを。 原口氏と竹谷氏は仕事場(多分)での撮影で、コメントより周りの展示物が気になってしょうがなかったです。
第二部はMAX渡辺氏とグッドスマイルカンパニーの安藝氏、元HJ編集長の伊藤氏を交えたトークセッション。 マックスファクトリーを立ち上げた経緯や、その当時ずば抜けたクオリティーを誇っていたガイバーシリーズ、ガリアンシリーズについて。 クオリティーの高さに関しては、枯れた技術(しかし膨大な手間がかかる)を採用することによってもたらす事が可能になったが、大変だった。
クオリティーに関しては社内にクオリティー管理にとても厳格な方がいる為、その影響が現在の製品ポリシーにもいい効果を及ぼしているとのこと、早い時期から塗装済み完成品のノウハウや土壌を持っていたからこそ、現在の会社の方向性があるとのこと。
グッドスマイルカンパニーの安藝氏はトークショーの濃い内容に少し息切れ気味というか、すこし置いてけぼりっぽい感じ。 最近イベントに顔をだすようになった新しいWFファン層にも目を向けたフォロー(提案)として、ここ数年のステージイベントを行っているとのこと。
三部の前にも同じく寒河江氏撮影のビデオ上映。 ラーメンズの片桐仁氏、松本平八郎氏、開田裕治氏等のコメントなど。
第二部、金谷氏を迎えた第三部のトークの内容は、ガレージキットとマスプロダクツの概念等、厳密にいうと、ワンフェスとは少しだけベクトルが違う内容が多くなった印象を持ちました。 ですが、これはこれでとても面白く、興味深い意見を多数聞くことができたのはよい体験だったと思います。
資料ネタとして面白かったのが、長らくホビージャパンの裏表紙で宣伝されていたフィギュア製作の通信講座の実物資料。 わりとうさん臭いアイテムとして紹介されがちなこれが、実はとてもしっかりとした内容で纏められていること。
ちょっとググって見たところ、今でも同じ教材で講座を行っているんですね。>3Dモデリング講座 (内容はアップデートされてるんだろうか?)
第三部は金谷ゆうき氏を迎えてのGKの概念、商品感を併せたガレージキットの昨今について、ここ数年の塗装済み完成品の台頭やワンダーショーケースについて。
金谷氏は建築模型の製作を前職としており、製作中にあまったエポパテをこねてフィギュアを製作したのが現在に至る切っ掛けだった。
ガレージキットとマスプロダクツ、ガレージキットと塗装済み完成品との関係性、生産性について、非常に興味深い内容だったのですが、これも僕の文才ではとても簡潔に纏められないので、スミマセンがこれも割愛します。
締めとして、オールキャストによるまとめの言葉。
ひとしきりの挨拶が終った後、スターウオーズの帝国のテーマと共に宮脇専務が!(ビデオで登場。) WF20と、WF☆20についてとても言葉を選んだ形でのコメントを。
わかる人にはわかる、バグパイプによるAmazing
graceがエンディングとして流れる中、一次会が終了となりました。
ここで一次会は終了。 クロージングの後、仕切りなおし(二次会)という形で再入場。 雰囲気的には第四部といった感じで、アンケートを下敷きにしながらリラックストーク。 お店の営業時間が10時までということで、順次解散という形になりました。
イベント後の二次会もぱっと見約40%程度の方が残った感じ? 少しリラックスした形となりましたが、実質第4部といっても差し支えないかもしれません。 浅井、寒河江両氏以外にMAX渡辺氏、安藝氏、お客さんとして来られていたT's
system の宮川武氏が飛び入り参加。
参加側としては、とにかく濃縮した時間を体感できたなぁというのが素直な感想です。 原型師さん個人のこと、模型イベントに関して生の意見を聞くことはそうそうあることではないので、それも含めて貴重なイベントだったのではないでしょうか。
今回はWFに絞ったイベントでありましたが、参加者のみならず、観客の皆様の真剣さを見ていると、造形というもうひとまわり大きいくくりのイベントだとしても面白い展開になるのではないかと思いました。 お客さんに語ってもらう形でもちょっと面白いのではないかとも思ってみたり。
なんというか、この『語りたい!』って気持ちが、僕は参加したことがないのですが、SF大会に参加する方のパッションというか心意気なんだろうなぁと思いました。 そういった意味では当初専務の頭の中にあった構想ってのはかなり正しい位置づけだったのかもとかも思ってみたり。
今後このあたりの意図を含んだイベントが行われることを期待したい気持ちで一杯であります。
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