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2005年08月31日

■戦闘妖精雪風 OPERATION5

31.08.05

yukikaze05.jpg
 

戦闘妖精雪風の最終巻を買ってきました。 結局なんだかんだ言いながら4巻以外は全部買ってしまった訳ですが。 4巻が個人的に気に入っていない訳ではなく、3巻があまりにも僕の嗜好にあわなくて(1回しか見てません。)次の巻の購入に躊躇しただけなのですが。 (4巻は悪くない出来ですよ。)

という訳で、5巻の感想を。

直接内容的なモノには触れませんが、正直よく纏めたなぁと感心。 これまでの鬱憤を晴らす(誰に?)って位に戦闘シーンが盛りだくさん。 ひとまず、この数年でこれ以上のクオリティーを持った飛行機系アニメはでてこないのではないでしょうか。 ラストシーンのビジュアル、フィリップナイトをお供としたB3は素直にかっこよかったです。

フライトマニュアル(小冊子)に山下いくと氏のインタビューと設定スケッチ有り。 それぞれ非常に面白そうなイラストなので、高解像度で見たいです。 4巻の空母からの発信シークエンス関連のイラストやら。 それが掲載されているかはわかりませんが、FAF航空戦史 http://store.nttx.co.jp/_II_D111307084?LID=egoodvd&FMID=egooを買おうかな、と。(現在発売延期中ですけど。)

ストーリーはまぁ、アレですねぇ。 うん。  でも、今回はメカ好きならば相当楽しめる内容になってますし、一見の価値はあるのではないかと。


初回限定版にはオリジナルサントラが付属してますので、買うのならばこちらがおすすめですよー。

 

2005年08月30日

■トランペッターKV-IIそのいち

30.08.05

KV_II_0.jpg
 

■先日、久しぶりに纏まった時間が取れたのでプラモを作りましたです。 

先日発売された トランペッターのKV-IIな訳ですが、これがとても作りやすくていい感じ。 僕のサイトは製作途中までで完成にこぎつけるのが凄く少ないので、そろそろきっちり完成させて行きたい気持ちで一杯です。(とゆうか、宣言するほどのことではないですね。

すたりんさんの所でタミヤの俊作社長さんのトークショーの内容など。  色々はっきり言い切っております。 かなり興味深い内容なので、一読をお勧めします。 アメリカの飛行機のライセンシーについては、ゲーム業界でも同じ形で影響を受けているそうですね。

 

2005年08月25日

■下町の空想画家 小松崎茂展

25.08.05

komatsuzaki00.jpg
komatsuzaki01.jpg
 

■明日たぶん見に行くと思うので、こちらで更新する予定。

 
下町の空想画家 小松崎茂展
  荒川区南千住6-63-1 TEL 03-3807-9234  
  閲覧時間 9:30~17:30(入場は16:30まで)
================================================

 ということで、今日見に行ってきました。 この会場、うちの会社のほんとに近くでした。 なので、会場を探すことに苦労はしなかったのですが、初めての方は探すのが大変かも。 微妙に駅から離れてましたし。  南千住駅から千住大橋方面に、日光街道の左側を歩いて交番が見えてきたら左折、右手側に建物が見えると思います。

僕のお目当ては近未来ネタとプラモネタだったのですが、期待したほどの数はなかったなぁってのが正直な感想です。 ですが、入場料は100円ということもあり、文句は言えないよなぁって感じです。 関連商品はパンフレットのみ(390円)ですが、このお値段的は良心的だと思います。 (今回の関連作品展示は約140点。)

展示は氏の初期の作品から、地元の住人には見覚えがある光景の風景画、プラモのパッケ絵、氏の仕事場の再現まで多岐に渡っており、個人的にはかなり楽しめました。  

今回の企画展、 お近くの方で興味がある方は行って損はないと思います。 遠方からの訪問の場合は、ちょっと難しい部分もありますかねぇ・・・。 正直、入場料が500円程度で、展示物が今回の倍って感じでしたらば、もう少し強くお勧めできるのですが。

 あとちょっと気になったのが、モデルグラフィックス10月号の企画展の紹介記事、その中で目玉扱いとなっている氏の四半世紀ぶりのAFVネタであり、遺作となっているパンター戦車の原画ってのが今日は展示されていなかったこと。(展示物リストの中にもこの作品についての言及はありません。) 

あの紹介記事を見て見に行こうと考えている方もいらっしゃるでしょうし、展示物は期間中に入れ替えを行うものがあるようですので、この作品の見学が今回のメインと考えていらっしゃる方は事前にその辺りの確認を行っておいたほうがいいかもしれません。  

 

2005年08月24日

■陳麻家@西五反田

24.08.05

chin_ma_ya00.jpg
chin_ma_ya01.jpg
  ■五反田でお仕事でお昼。

入ったことがないお店でしたが、試してみた。 陳麻家で『チンマーヤ』らしいです。 坦々麺とチンマー飯(ハーフ)を注文。 麺もご飯も量を選べるので、食べたい量だけ食べれるのはよいと思います。
http://gourmet.livedoor.com/item/300/T9888/

坦々麺はうーんと、支那麺はしごのソレから柚子風味を抜いたスープを濃厚にした感じ?  ひき肉が牛ですね。 麺は固めではしごの麺より、こちらの方が好みです。 

チンマー飯は山椒がきいた麻婆豆腐って感じです。 ちと辛めで、山椒がかなり効いているので好みが分かれそうな感じ。 テーブルに甘味噌が置いてあるので、それで味の調整も可能です。 個人的にはもう一度って味ではありませんでした。
 

■四谷仙波堂@四谷

23.08.05

sennbadou_yotsuya00.JPG
sennbadou_yotsuya00.JPG
  ■GKネタと平行して模型店舗の情報なんかも発信できたらイイナとか思ってます。

とゆうことで、模型店紹介一軒目は四谷仙波堂さん。

多分僕が一番お世話になっている模型屋さんでしょう。  まだオープンして二年目(?)程度かと思いますが、充分老舗のお店に張り合える内容になっていると思います。
HPの更新もこまめに行っており、新製品入荷、情報の紹介の速さも魅力の一つです。

商品は一応オールジャンルを扱っていらっしゃいますが、AFV系商品が一番充実しております。 サラリーマンから一念発起、模型屋さんにクラスチェンジされた仙波さん(店長さん)は独特の喋りと関連知識の深さにも驚かされます。

新宿近辺でミリタリー系商品を探すのでしたらば、一番のお勧めです。

[四谷仙波堂さんのHPはこちら。]
 

2005年08月18日

■garage kit情報#05

CRAZY CRAFTさん FAC2005販売予定アイテム [卓№未確定]
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1/100 KNIGHT of GOLD 2500円
1/100 LED MIRAGE 2500円
    [ディーラーさんより一言PR]

  どちらも単行本3巻くらいまでの、初期のイメージで製作しました。 金色部分も銀色部分もスタビライザーも100%紙です。

特に金色は一見の価値ありです。是非、会場でご覧下さい。

ペーパークラフトとしての難易度はそれほど高くなく、初心者でも組めると思います。

[CRAZYCRAFTさんのイベント告知ページはこちら。]

2005年08月17日

■みのめんた@王子

17.08.05
  minomennta00.jpg minomennta01.jpg
■久しぶりにラーメンネタを更新する試み。 

なんつーベタな名前『みのめんた』で興味があったこと、会社から近いので行きたい行きたいと思ってたのですが、場所が車を止めるスペースがないので二の足を踏んでおりました。 王子駅からとても近いので、お店に行くなら電車の方がいいと思います。
http://gourmet.livedoor.com/item/300/T5884/

つけ麺+チャーシューにしてみました。麺は1.5玉まで増量無料となっております。  味の方ですが、酸味が軽め、肉のうまみが満載のつけ汁は微妙に個性的な味わい。 ひき肉がかなり多目に入っているのが出汁に影響しているっぽいです。 スープ割りをすると味が一段と引き立ちますので、食べた時は併せてお勧め。

麺は自家製麺、もっちりした食感が非常に好印象。  つけ麺好きでお近くでしたら一度食してみるといいと思います。 今のところ、僕のつけ麺10傑に入っております。 
 

■サイトをリニューアルしました。

17.08.05
  ■テスト更新実施中。

自分の中で懸案事項となっていた、サイトのリニューアルを行いました。 ベタにMT。
リニューアル後のサイトですが、 1024ピクセル未満で表示させた場合、右側のメニューページが真ん中のトピックに被って表示されてしまいます。 大変申し訳ございませんが、ご配慮頂けると助かります。

今回、blog導入によるログの整理とカテゴリー分、検索窓の導入(MT用、NAMAZU全文検索)特集記事トピックのRSS出力窓の設置等、データ関連方面の情報整理に特化した方向で纏めています。 

今回、株式会社CPI様よりサーバースペースの提供を頂きました。 現状2.5GBの容量がありますので、これまで以上の高解像度での画像提供等が行えると思います。

とういうことで、これからもよろしくお願い致します。

 

2005年08月16日

■garage kit情報#04

真・模型狂の詩さん キャラホビ販売予定アイテム [卓№97]
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1/250 ガンダム"マドロック" 3500円
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1/250 ガンダム"マドロック" 3500円
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1/250 ガンダム"マドロック" 3500円
    [ディーラーさんより一言PR]

  キャラホビ初参加となる真・模型狂の詩です。

今回はミニスケールでマドロックを作りました。
スケール表記は1/250ですが、あくまでイメージスケールで、サイズを某シリーズと対応させてますので(見ればなんとなくわかると思います)、

並べて飾ると楽しいかも知れません。ぜひお立ち寄りしていただければと思います。

■garage kit情報#03

ZERO DIVIDEさん キャラホビ販売予定アイテム [卓№ 121]
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1/135scale OZ-13MS ガンダムエピオン
    [ディーラーさんより一言PR]  

 今回のキャラホビにて初参加となるゼロディバイドです。

いきなり敵役からの参戦ですがガンダムエピオンを作りました。たにめそ氏の強烈なMSアレンジを忠実に立体化するをテーマに持てる技術をすべて投入しました。細かいところまで作りこんでますので是非よろしくお願い致します。

 [ZERO DIVIDEさんのイベント告知ページはこちら。]
 [画稿製作 たにめそさんのHPはこちら]

■garage kit情報#02

デイジーモデルさん FAC2005販売予定アイテム [卓№未確定]
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1/5 ラキシスL・L・L 8000円
1/5 時 10000円
1/5 瑠璃 10000円
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1/5 オキストロ 8000円
   
 [ディーラーさんから一言PR]

今回のFAC2005にて、ディーラー初参加になります。  今回は1/5サイズで、本編で気に入ったシーンのファティマを作ってみました。

「ラキシス」は、単行本10巻P227のエピソード「L・L・L」の絵を再現しました。 「時」は同じく10巻P83の、デカダンスタイル初登場シーンを再現。

「瑠璃(ラピス)」は11巻P165 及び作品集「スモークウォール」の立ち絵から。

オキストロは作品集「プラスチックスタイル」の立ち絵ですが、10巻冒頭の「ももひき?それはなに?」のシーンのイメージも盛り込んでおります。 

他の参加者の方々のFSS作品も力作ぞろいですので、当日の展示ブースはそれはもう壮観になること請け合い! 是非FACブースにお立ち寄りください。

(C)2005 EDIT.

■garage kit情報#01

脇役商会さん キャラホビ販売予定アイテム [卓№ 6]
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 1/100 ジャベリン 8000円
1/144 GMスナイパーII 5000円
 1/35 ワッパ+
ジオン軍パイロット 3000円
    [ディーラーさんより一言PR]

 「脇役にしか出せない味もある」をモットーに、気の向くまま活動している脇役商会です。

某氏(シーッ。キャラホビは名前をだしてはいけません。トホホ)版ジャベリン、改造パーツとしてもキットに組み込むこともできる(改造パーツそのものは販売できないのです)スナイパ-2、ミリタリースケールのワッパ、以上3点が今年のラインナップです。 どうぞよろしくお願いします。


 [脇役商会さんのHPはこちら。]

2005年08月08日

■Gundam Quarter :: 3D :: Vol.10 「25日の模型屋」

 
クリックでオリジナルサイズにリンクします。
   
毎月25日になると、僕は少年時代通い詰めた模型屋を思い出す。

 ガンプラに魅せられた僕らの溜まり場は、勿論駅前の模型屋だった。毎月模型誌の発売日である25日になると誰が決めた訳でも無く仲間達が集まってきて、決して広いとはいえない店内を埋め尽くす。最新のトピックスやキットの作例記事を読むためだ。馴染みの大学生や浪人生、給料日だけあって会社帰りのサラリーマンのおじさん達も店に顔を出して、年齢差の関係無くああだこうだと意見を交える。それが模型屋における25日の光景だった。

 今思えば月末の稼ぎ時に長々と店を邪魔している僕らに店長は文句のひとつも言いたかったかもしれないが、一緒に店を切り盛りしている奥さんがことのほか僕らを可愛がってくれたので、結局高校を卒業するまで店長のカミナリを食らったことは無かった。いつも申し訳ないとは思いつつも、毎月魅力的な新情報を前にした僕らは興奮を抑え切れなかった。特に憧れのプロモデラーによるMS作例記事が載った月などは嬉しさのあまり、その考証や造形の巧みさについて、自分より年上の面々に講釈して周ったほどだった。少年故の浅はかな愉悦感を満足し終え、仲間と別れて自宅に帰ったとしても、深夜ラジオを聴きながら遅くまで作例記事を貪り読んで睡眠不足に陥っていた事は言うまでもない。それくらい僕は模型に、ガンプラに入れ込んでいた。

 店に入り浸っていた面子の一人にも、僕と同じくらいの模型狂がいた。彼とは小中学校通じて一緒だったが、別々の高校に入ってからは少しだけ疎遠になっていた。というのも自分と違って彼は帰宅部で早く帰れるし、模型雑誌も駅前の模型屋では買っていなかったからだ。25日近辺になると、彼は模型屋よりも早く雑誌を手に入れる為に隣町まで遠出をし、駅に隣接した書店で貨車から下ろされたばかりの新刊を手にしていた様なのだ。地方でも発売日の2,3日前には卸問屋に仕入れされる場合がある。それを知った彼は人一倍強い情報への欲求をバネに、ある月は23日、さらに早いときは22日近辺から模型屋に顔を見せなくなっていった。勿論僕も一日でも早く新しい模型誌を手に入れたい気持ちは同じだったが、小遣いの少ない僕にとって、あるかどうかわからない雑誌の為に電車代を出すのはもったいなかったし、なにより部活でヘトヘトな体を遠出させるのは面倒な気持ちの方が大きかった。その気持ちの差が、彼と僕との模型に対する意識の違いだったのかもしれない。

 実際彼の模型製作技術は、仲間内でも群を抜いていた。丁寧な工作技術は勿論、それとあいまった独創的なアイデアや考証力は中学時代から秀でており、店に出入りする大人達を唸らせてさえいた。大きな模型店が主催するガンプラコンテストでも毎年上位入選し、高校に入ってからは持ち前の行動力から模型雑誌の読者コーナーへ投稿する様になってもいた。次々と憧れのプロモデラー達の高評価を得ていき、そして何度目かの投稿で、彼の造ったザクはその月の読者投票によるNo.1投稿者の座を勝ち取る事になる。模型屋の店長は誇らしげに店先のショーケースへ彼の受賞作例を飾り、模型仲間の連中は賞賛の声をあげ、僕は嫉妬した。彼の実力を知っていたのは幼馴染である自分だけなのに、という勝手な思い込みや、純然たるレベルの差を告げられたような不安感。そしてなにより「送り手」であるプロの審美眼にかなったという羨ましさから、僕は言い知れない気持ちを抱く様になり、しばらく模型屋の扉をくぐることをやめてしまった。

 模型は決して優劣を競う為だけの文化ではない。それは十分わかっている。しかし少年の自尊心というのはそれを受け入れるだけのキャパシティを持ってはいない。彼にあって僕に無いものは何か?一緒に模型屋で見聞きしたはずの間柄なのに、一体自分は何を見落としていたというのか?矢も盾もたまらない気持ちで日々悶々とする中、いつしか工具を手に机に向かう時間も減り、僕は受験勉強に追い立てられるようになっていった。

 それでも模型雑誌は毎月欠かさず本屋で買い、特に模型誌主導の企画「ガンダム・センチネル」の連載記事は志望校選択に支障が出る位読みふけった。ガンプラブームも一段落した頃に現れた突然変異種ともいうべきこの企画は、それまでの模型誌作例のセオリーからは想像もつかない考証と造形レベルで僕達を圧倒し、「リアルなガンダム」を啓蒙していった。挑発的とも受け取れるセンセーショナルな連載に心を揺さぶられていった僕は、ある意味造形活動を躊躇する位の衝撃を植えつけられた格好となり、感嘆と同時に何か諦めの様な心境にまで至った。「何なんだこれは!」。それと同時にしばらく会っていない「彼」の気持ちを想像して、何か安心した様な、意地悪な気持ちが生まれていったのも事実だった。

 Zplusが店先に並ぶ頃、模型誌では「君にも作れる、完璧版キット改造攻略法」と題して、誌面の中だけでしか見ることのできなかった流麗なMSに近づけるための工作法を掲載していた。しばらく離れていた模型製作も、たまには気分転換にいいだろうと都合よく考え(実際には興奮して発売日近くは眠れなかったのだが)、学校帰りに購入に踏み切った。なんとなくバツの悪い気持ちから駅の反対側にあるデパートでキットを入手。それと当の昔に固まってしまったであろう自宅のプラキャストを想像して、新品を調達しに郊外のホームセンターへ自転車を走らせた。

 久々の工具棚を前にして目移りした後ようやく素材コーナーの棚に辿り付いた時、何か聞きなれた声が僕を呼ぶ。ひさしく通っていなくとも、それが模型屋のおばさんから発せられた声だということはすぐにわかった。おばさんはニコニコしながらここしばらく店に顔を見せなかった事を心配し、二言三言であっさりと僕から近況を聞き出す。自分の母親にもあまりおおっぴらにしない成績についても、この人なら話せそうな気がするのが不思議だった。

 すると突然、おばさんは「彼」が今ここに来ている事を告げた。ホームセンターの商品素材加工用の工房でなにやら作業させてもらっているらしい。急に現実に引き戻されてしまった様な気持ちになってしまった。なのに僕の今の心境を察しているのかいないのか、それを聞く暇も与えずおばさんはどんどんと工房に向かっていく。工房の窓ガラス越しに見える彼は、大きな旋盤を回していた。他の作業員の人達が着ている青い服とは違い、学生服の袖をまくった彼の細い腕が広い工房の中で違和感を発している。まだまだ幼いと思っていた顔立ちが、真剣に白いプラスティック棒を削っていく。僕はそれを覗いているうち、何故彼がここにいるのか、会わないうちに何があったのかを聞かないまでも、全て分かってしまった様な気持ちになっていった。おばさんは満面の笑みで僕らを引き合わせた。彼は旋盤を止め、「ばれたか」とも「何故ここにお前が?」ともとれない微妙な笑みを見せる。立ち上がって僕とおばさんに近づいてきた彼の掌には、完璧な真円を描いたZplusの腰部ビームカノンの砲身パーツがのっていた。

 高校を卒業したら、東京に出るという。おばさんと別れて二人きりになってから、彼はホームセンターの敷地内で売っているドラ焼きを食べながら、夕闇迫る駐車場の片隅で僕に打ち明けた。久しぶりの再会にも関わらずぶっきらぼうに、だ。もしや、と、なんとなく覚悟はしていたが、先に話の前後を語られてしまったら幼馴染の僕は当然反対していただろう。彼の決心を読み解く術もなく。だから内心、読みが当ってホッとした様に覚えている。

 彼も僕と同じく、例の「ガンダム・センチネル」に心を奪われていた。模型雑誌の連載記事という枠を超え、一つのムーブメントにまで成長していったその企画に、毎月20日頃から隣町の駅で新刊が届くのを待つほど惚れ込んでしまっていた。今にして思えば、僕らはこの潮流に巻き込まれていくのは必然といえるタイミングの年齢だったのだろう。時代を築き、さらに前人未到ともいうべき領域に躍進していく「送り手側」に対して、羨望ともやっかみとも言える気持ちが僕ら受け手の側には渦巻いていた。普通のモデラーならとてもついていけない次元の作例に対して「トラウマ」なんて言葉がささやかれ始めたのもこの頃だ。しかしそんな中でも彼は「送り手側に行く」という選択肢をとったのだ。

 それはプロ野球選手に憧れる少年の心というよりも、むしろ「恋」に近いものだったに違いない。自分の心をここまで引っ張っていく存在とは一体何か?そして「向こう側」に辿り付いた先で、自分は何ができるのか?模型は愛でるものと考えていた僕の心には、彼の剥き出しとも言える好奇心は近寄りがたい野心にも映った。彼の動物的なカンは目標へ直線を結ぶ様な無鉄砲さは持ちえず、今必要な技術の着実な習得をはかっていた。模型屋の店長に助言を受け、この町の様々な場所で腕を鍛えさせてもらっていたという。製材所、自動車修理場、塗料の卸問屋、ホームセンターの工房、etc… しかし僕は町のあちこちで鍛錬に励む彼の姿を、この数ヶ月一度たりとも見たことは無かった。その事実が自分の世界の狭さを突きつけられたような気がして震えるくらい恥ずかしかった。「俺は模型が好きだから」と彼は諭したが、それは受け手と送り手では、好きの意味が違うという事に他ならないのだと理解できる。ただガンプラが好きだというだけで二人とも同じだと思っていた少年時代、それはもう終ったのだと、夜空の向こうを見つめる彼の目を見て解かった。

 受験が終って10年余、彼とは連絡をとっていない。日々の仕事に明け暮れ、なかなか模型の時間を捻出できなくなった僕は、いわゆる「積んどくモデラー」になった。申し訳無いとは思いつつ、いつか作るからと高々と積んでいってしまう魅力的なガンプラ達。それでもこれはと思うキットがリリースされるとなると、発売日は近くの店に朝早くから並び、昼休みは模型雑誌の作例を見ながら、夜に備えて仮組みを始める。職場の模型仲間からは昔に比べて理屈っぽくなったと言われるけれど、ランナーにニッパーをはさむこの瞬間だけは、受け手にも送り手にも共通の楽しみである事は間違いない。

 そして彼の造った作例記事を見るたびに、僕は思いだすのだ。
自転車を飛ばして通いつめた、小さな模型屋の日々を。

TEXT&CGWork  AERO
http://gundam25th.com/



< 
  ガンダム25周年の歴史とは、模型屋さんと僕らとの25年とも言えます。

 そして毎月25日に発売される模型雑誌は、東京と地方の模型業界を結ぶ重要な架け橋だったと言えるでしょう。送り手と受け手、双方の視点の違いから生ずるエネルギーの循環があったからこそ、ガンプラが単なる消費活動にとどまらない「文化」にまで駆け上って行ったのではないでしょうか。しかもまだそれは発展の途上にあるのが凄いところです。

< 今回の画像作成にあたって、GQ「模系屋」で公開された素晴らしいイラスト群を使用させていただきました。撮影店舗のロケーション情報に関して的確なアドバイスをくださったスタッフの方々、また、写真撮影を快諾してくださったサイトー模型センター(平塚市浅間町2-14)の店長さん、ご協力いただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。


 

■Gundam Quarter Rewind  Vol.9 YMT-05 Hildolfr

"Gundam Quater"は平成16年にアップされていたwebページで、"模系屋"はサイト内コンテンツの一つでした。 
画像等に記載されている"http:://gundam25th.com"は現在稼動していません。


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  ■製作者 ふじもとからのコメント

   松戸のバンダイミュージアムで上映されている『MS IGLOO』の第二話に登場する試作戦車、ヒルドルブを今回のネタ
   製作させて頂きました。   劇中でこの戦車はびっくりするようなギミックを披露するのですが(ネタバレとなるので
   詳細は割愛します。) 一応、僕が製作したソレはその仕様がオミットされた実戦配置仕様ということで、それっぽい
   ディティールを追加してみました。 使ったのは1/35、1/72の戦車のパーツをそれらしく。

   塗装がジャーマングレーの単色塗りなので、間延びしないように一部分パステルを使った汚しを入れてみたのですが、
   その大きさを考えるとちょっとオーバースケールかもですね。

 
 ■製作者 ガンヲタ改めガンざえもんからのコメント

 今回の主役はヒルドルブな訳ですが、戦車としては規格外の デカさを演出することもありまして、私の手持ちアイテムからザクを使っていただきました。

ジオノグラフィシリーズの#3001b シン・マツナガ専用高機動型ザクを素材として、いわゆる量産型ザクカラーに塗装してみたものです。

今回はヒルドルブの脇を固めることになったわけですが、舞台設定は「砂漠」ということもあり、サンドカラーになるように画像加工の段階で調整していただきました。
塗装に関する細かいデータは私のサイトのほうにありますので、興味のある方はそちらを参照して下さい
 ■製作者 ふじもとからのコメント ヒルドルブの引き立て役として、マゼラアタックを併せて製作させて頂きました。

これは既に20年以上前のプラモな訳ですが、とてもよくできています。 よって機銃やマフラー等の開口部の加工、ヘッドライト部分のディティール追加程度で外観は特に弄っていません。 全体的にオーバースケールな感もありますが、これはきっちり『戦車のプラモデル』として成立 しているのではないかと思っております。
 
このキットで示唆した方向性(ミリタリー的アプローチ)はザブングル関連キットで開花後、あまり表立って形になる ことはなかったのですが、よもやこんな形(ヒルドルブ)で具現化するとは思ってもみませんでしたね。

品データ:

発売時期:
価格:
このキットの詳細は→
1/144 scale glage kit [バンダイミュージアム 限定販売商品]
 ジオン公国軍 試作型モビルタンク ヒルドルブ
2004年11月
20790 円
Bandai museumHP(http://www.bandai-museum.jp/info/eventguide/igloo/hiru/hiru.html)
 
品データ:

発売時期:
価格:
このキットの詳細は→
ZEONOGRAPHY
 #3001a MS-06F/06R-2 ZAKU II  [※]
2003年11月
3864円
魂web (http://www.tamashii.jp/fix/fix_zi/01.html)
  [この作例はリペイント品となります。]
品データ:

発売時期:
価格:
1/144 scale plastic model
 ジオン軍地上攻撃用重戦車 マゼラ・アタック
1982 年5月
420 円
 

■Gundam Quarter Rewind  Vol.9 YMT-05 Hildolfr

"Gundam Quater"は平成16年にアップされていたwebページで、"模系屋"はサイト内コンテンツの一つでした。 
画像等に記載されている"http:://gundam25th.com"は現在稼動していません。


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■製作者 司馬ともりからのコメント

ヒルドルブという機体を今回の作業を通して初めて知ったのですがその大きさに驚かされました。

モビルスーツと並んでも見劣りしないその迫力は圧巻です。今回砂漠でのザクIIとマゼラトップを絡めてのシーンで臨場感を意識して作業したのですが、完成間近で「昔の戦車プラモのパッケージっぽくしたら面白いかも」という考えが浮かんで資料を集めつつイメージを膨らませて加工してみました。

ロゴなども含めてどこか懐かしい雰囲気を感じてもらえたら幸いです。
[クリックでフルサイズの画像へリンクします。]

クリックでフルサイズ画像にリンクします。
オマケ。 別ジャケ案として製作して頂いたものです。 
■撮影者 ふじもとからのコメント

今回のアイテムは初代ガンプラブームの裾野の広さを感じることができるアイテムの一つ、1/144マゼラアタックと現時点での新たな立体物の提示も言えるZEONOGRAPHY、 そしてガンダムシリーズの今後をを予見可能な実験映像作品でもある 『MS IGLOO』からの立体化アイテムを加えた三品を絡めた作品とさせて頂きました。

ジオノの06ザク はガンヲタ氏の手によるリペイント品です。 大量生産品も手を入れてやることによって、唯一無比の個人作品となります。 これはプラモデルやガレージキットを製作すること以外で作ることの喜びを感じることが可能とする、現在ならではのアプローチなのではないかと。

今回も作例紹介ページを別に作成しています。 よかったら
そちらもご覧下さい。

今回の作品は複数の立体物を絡めた作品となった為、事前にパース等の組み立てを皆で行いました。 個人作業に成りがちな作業の中でこちらも楽しむこともできました。

そして、面倒なお願いに応えて頂いた司馬ともり氏に感謝。




品データ:

発売時期:
価格:
このキットの詳細は→
1/144 scale glage kit [バンダイミュージアム 限定販売商品]
 ジオン公国軍 試作型モビルタンク ヒルドルブ
2004年11月
20790 円
Bandai museumHP(http://www.bandai-museum.jp/info/eventguide/igloo/hiru/hiru.html)
 
品データ:

発売時期:
価格:
このキットの詳細は→
ZEONOGRAPHY
 #3001a MS-06F/06R-2 ZAKU II  [※]
2003年11月
3864円
魂web (http://www.tamashii.jp/fix/fix_zi/01.html)
  [この作例はリペイント品となります。]
品データ:

発売時期:
価格:
1/144 scale plastic model
 ジオン軍地上攻撃用重戦車 マゼラ・アタック
1982 年5月
420 円
 

■Gundam Quarter Rewind  Vol.8 RX-78 NT-1

"Gundam Quater"は平成16年にアップされていたwebページで、"模系屋"はサイト内コンテンツの一つでした。 
画像等に記載されている"http:://gundam25th.com"は現在稼動していません。


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■製作者 西川裕之からのコメント

被写体は、小松原博之氏からお借りしたガンダムインテグラル版のアレックス。

形状、ディテール、共に高いレベルで再現された造形物です。画像のモチーフとなっているのは、ケンプファー撃破直後のシーンですね。極力、模型っぽさを消しつつ、モデルが持つ本来の情報は活かすことをテーマに作業させてもらいました。


GQメンバーの方々に文字装飾を施していただき、個人的には、完成した後も楽しかったですね。その分、お手数を取らせてしまいましたが(汗)


とにかく、見てくださった方に少しでも気に入って頂ければ幸いです。
■推薦者 ふじもとからのコメント

今年も気がつくとあとわずかですね。

 突然ですが、クリスマスが似合うMSといえば、アレックスということに異論を唱える方は少ないのではないかと思います。  

今回の模系屋さんは、
西川裕之氏にお手伝いをして頂きました。 司馬ともり氏、トクメイベ氏の両氏とはまた一味違った2D化への解釈が興味深いところです。 

お預かりした画像は、模型屋さんの販促品を意識した加工をこちらでさせて頂きました。  イメージ重視の画像なので、こういった形の方が収まりがいいのではないかとの判断からですが、いかがでしょうか?



商品データ:

発売時期:
価格:
原型師
B-CLUB [POPY] 1/144 scale glage kit
RX-78-4 "ALEX"

2001年1月
14490 円
小松原 博之


What's next fictitious?!

■Gundam Quarter Rewind  Vol.7 MSM-04G JUAGG

"Gundam Quater"は平成16年にアップされていたwebページで、"模系屋"はサイト内コンテンツの一つでした。 
画像等に記載されている"http:://gundam25th.com"は現在稼動していません。


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1/144 MSM-04G JUAGG 1/144 MSM-04G JUAGG 1/144 MSM-04G JUAGG 1/144 MSM-04G JUAGG

■製作者 tetchangからのコメント

はじめまして、「ペス狩り」HPという所を運営しているtetchangです。

今回はガンプラモデラーの一つの夢である「旧キットを今風にフル改造する」という作品に挑戦してみました。 ということで(今後リニューアルキットの出なさそうな)ジオン軍ボツメカ四天王のジュアッグをチョイス。

殆ど旧キットのままなんですが、頭の形が気にいらなかったので武者ガンダムの覇利丸の傘を利用してスクラッチ。
ヒザから下の蛇腹部分をズゴックの太股を利用しました。
あとは胴体の幅を詰め、バーニア等各部にディテールアップパーツを配しました。 塗装とマーキングはこのコーナーに載せてもらえるということでGFFっぽい感じにしてみました。
どうでしょう?

最後に、このような機会を与えてくださったふじもとさん、CGを描いて頂いたトクメイベさん、ありがとうございました。
■撮影者 ふじもとからのコメント

またもやご無沙汰になってスミマセン。

今回、初めて加工用素材の撮影を担当させて頂きました。 製作者のtetchang氏から"ガン