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■2002年8月18日 BOX東中野で行われた『戦後×日本×アニメーション』というイベントのゲストとして登場した富野由悠季氏の発言を纏めたものです。 ただし、製作者本人が内容を確認できたもののみ、文面も監督のコメントのままではありません。

※このイベントの趣旨は、アニメーションをベースにした戦争論という形となっています。 一時間という長いトークショーの一部のコメントでは、内容が理解しづらいと思われる(個人的にも、その内容、意見を纏めるのは不可能でした。)為、その手の発言はほとんどオミットしました。 ご了承下さい。 ここではガンダム関連コメントを中心に掲載しました。

>『半年振りに∀劇場版(月光蝶)を見たのですが、こんなできの悪いフィルムでお金を取ってしまって申し訳ございません。』

>『22年経っても結局、テレビ版を編集したものしか作れなくて。 そういった意味では宮崎(駿)監督を尊敬します。』

>『本人だからいうんですけど、話(∀)は面白いんだよなぁ。 つぎはぎ映画なのでしょうがないのですが、(TV版の)汚い画像を使わなければいけなかったのが残念。』

>『つぎはぎ映画だからという言い訳は逃げ口上にしたくないのですが、(月光蝶)の最初の20分の編集は(事前情報がないと理解できないのは)良くなかった。 でも、正直2時間では纏められないってのもあります。』

>『僕は自分が作ったものでも、つくり終わったら忘れてしまう性分なものなので、改めて自分の作品を見るときにもお客さんの視点でみることができるのです。』

>『(911アタックのリアルタイム映像を見ながら) 最初に、∀の劇場版企画が流れてしまう!と考える、僕はそんな人間です。』

>『ロボット物専門で20何年間やってきた時に、人が何故戦うのかというのはずっと考えてきました。』

>『(戦争が身近にあった世代の人間な為、戦争の是非とは違うところに[自分の中に戦争は]常に位置しています。) ∀を作るときに戦争のことをもう一度考えてみました。 そしてその答えが∀のエンディングであり、自分なりの戦争論であります。』

>『最近、親日派のための弁明という本を読んで、いろいろ考えさせられました。』

>(8月末に開催されるBigAppleAnimeFestゲストとして参加する件について。) 逆襲のシャアの字幕版を放映する予定となっていて、吹き替え版を上映すれば?と問いかけたところ、現地のファンは字幕版を所望していると言われたとのこと。

>『(逆シャアの頃)個人が人を殺す原因というものを考えることができなかった。 できるとすれば、その人を狂わせることによって、人殺しの理由付けを作り出すというやり方ぐらいしか。 無理に理由付けを付けるとすると、それはテロになってしまう。』

>『自動販売機を撤廃というスローガンを掲げて選挙戦に立候補するということを考えたことがありました。 一口飲むために、缶を捨てるという、消費主義の構造自体が納得できなくて。』

>(キングゲイナーについて。)『キングゲイナーは活劇に徹した作品であり、お話はありません。 テーマというものは、たどり着けない理念みたいなもので、ぼくは多分死ぬまでたどり着けないでしょう。』

>(キングゲイナーに物語はないのですが?という問いかけに対して。)『資本主義社会というのは怖いもので、内容がなくてもお客さんが入れば勝ちみたいなところがあります。 が、それを善だとも思わないで下さい。  だから、ゲイナーは、僕が作ってるんだから面白しれぃんだよ、って。

■写真を何枚か撮ってきました。
『トークショウ前の様子。』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』

『トミノ御大将』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』

『トミノ御大将』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』 『トミノ御大将』

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